
2012年元旦 午前8時の太陽
今年は、大きな災害や事故もなく、景気も上向きになる事を祈っています。
12月29日の日経に会社研究のコラムに日本製鋼所が載っていた。
忘れてはいけない3月11日の東日本大震災で福島原発の放射能漏れが起き、原発建設に大きな歯止めがかかった。
しかし原子力用の圧力容器や周辺機器の製造が遅れるなか、大型鍛鋼を使った火力発電所用のシャフトや、産業向けフィルムシート製造装置(国内4割強を製造)が大きく下支えし、2012年3月期の営業利益は220億円と約2割の減少にとどまる見込み。

1970年頃から本格的に原子力発電向け大型鍛鋼製品の製造を開始した日本製鋼所だが、原子力発電所建設ラッシュ~世界的な原発製造中止の時代で他社が原子力部材の製造を中止する中、大型鍛鋼品である圧力容器製造の技術・設計改良を繰り返してきたことにより、現在では670トン鋼塊と世界最大級の1万4,000トンプレス機で世界最高級の高品質大型鍛鋼品を製造しています。更に、風力発電所製造の分野でも、タワーからブレードまでの製造を行い、全国では90を越える風車が稼働中である。今後も、日本の取り組みが遅れているこの風力発電の分野でも、風力発電タワー数で10倍のドイツを追い越すべく、大きく活躍されん事を期待しています。